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古都の鎌倉、観光の楽しみ方と散策のヒント:外国人観光客向けガイド

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Category : 旅行ガイド未分類

鎌倉は東日本を代表する観光名所です。800年以上の歴史を有する古都であり、武家文化が薫る情緒豊かな寺社をはじめ、文化人に愛されたレストラン、人気スイーツ店が建ち並ぶショッピングストリート等、新旧とりどりの魅力が人を惹きつけています。春には可憐な花々、秋には紅に染まる紅葉と、四季の彩も楽しみながら鎌倉を散策してはいかがでしょう。

鎌倉はどんな場所?

鎌倉は東京の南方に位置する歴史深い古都です。12世紀末に武士が政治を司る政府「鎌倉幕府」が置かれた地であり、その時代の歴史的な建築物や史跡を今でも見ることができる観光名所となっています。鎌倉幕府による武士政権の時代は鎌倉時代と呼ばれ、鎌倉を首都として約140年間続きました。鎌倉は武家文化を礎とした都であり、その表現は「質実剛健」「質素倹約(minimal)」という武士の精神に特徴づけられています。京都の華やかな公家の文化とはまた違う、例えば、武家に支持された「禅」に通じる趣が鎌倉の魅力のひとつとなっています。

鎌倉は将軍である源頼朝によって築かれた武士の古都であり、周囲を囲む険しい山と海に面した地形を利用した天然の要塞都市でした。近代に入ってからは、緑豊かな山々と眼下に広がる海原といった風光明媚な環境と落ち着いた佇まいが好まれ、著名な画家や文豪が多く滞在した別荘地として知られています。東京から電車でのアクセスが容易になってからは、週末の行楽やサーフィンに訪れる人も多く、今では若者も多く訪れる観光地となっています。

鎌倉へは電車で向かい、観光地巡りは徒歩で。

鎌倉は城塞のような山に囲まれた地形になっており、入り組んだ細い道や山の中を通り抜けて行く場所が多くあります。大きな通りが少ないため交通渋滞が発生しがちなので、鎌倉の地へは電車で向かいたいものです。鎌倉へは東京駅から電車で約1時間。北鎌倉駅または鎌倉駅を出発点として、観光地を歩いて巡るのがベストと言えます。およそ10km(6.21 mi)コースのハイキングにでかける気分で鎌倉散策を楽しみましょう。


古都鎌倉の中心地。山に囲まれたV字を逆さにしたエリアです。

知っておきたい鎌倉観光のポイント

鎌倉の街並みは鶴岡八幡宮という神社を起点に広がっており、観光スポットもその周囲に点在しています。多くは鎌倉駅から徒歩で10分~30分で歩ける距離にありますが、寺だけでも50を超える数があり、全てを一度に見て回るには時間がたらないので、行きたいエリアや気になるスポットを絞って散策するのがおすすめです。

寺社めぐりをしたいなら、北鎌倉駅で下車し、鎌倉を代表する寺社を巡りながら散策し、帰りは鎌倉駅から電車で帰路につく、というルートがひとつのアイデアです。人気の観光スポットを訪れ、あわせて海辺の散策・休息を楽しみたい、という人は鎌倉駅からの観光はいかがでしょう。

ここで覚えておきたいのは、寺社の多くは山の麓や細い道の奥にあり、地図上では平坦に見える道でも急な坂だったり舗装していない険しい山道だったりすることです。特に北鎌倉駅から南下した源氏山公園付近は山登りのようなルートもあります。街中では道が迷路のような場所もあるので、近道をしようとすると逆に大回りになることがあります。住宅地でもあるので大きな声で話さない等のマナーにも気を配りたいものです。

鎌倉のおすすめスポット

鎌倉でぜひ訪れたい観光スポット(寺社)をイメージマップにまとめてみました。赤色マークは人気の観光スポットです。観光プランを立てる際の参考にお役立てください。

鶴岡八幡宮(つるがおか はちまんぐう)

鎌倉を代表する神社。武士の守護神が祀られています。鎌倉の都を築いた源頼朝が重要視した杜であり、鎌倉の街並みは鶴岡八幡宮を起点に広がっています。鎌倉幕府に深い関わりがあることから、東京の中高生が授業の一環として必ずというほど遠足で訪れる神社です。


鶴岡八幡宮。季節ごとに神事が行われ、大変賑わいます。

若宮大路(わかみやおおじ)

浜辺から鶴岡八幡宮へと続く全長1.8kmの参道です。3つの大きな鳥居があります。参道の一区間は「段葛(だんかずら」という桜並木の遊歩道となっており、春には花見に訪れる人で賑わいます。段葛は高貴な人が通る道とされ、鶴岡八幡宮に近づくにつれて狭くなっています。遠近法を使い、道を長く見せて神社の威厳を高めるという仕掛けから、鶴岡八幡宮がいかに重要視されていたかが分かります。

段葛の桜並木

鶴岡八幡宮への行き方
鎌倉駅の東口から徒歩で約10分。鎌倉駅から鶴岡八幡宮へと向かう小町通り(こまちどおり)は、話題のカフェが建ち並ぶショッピングストリートになっています。神社への参拝の行き帰りに立ち寄りたい場所です。

小町通り

鶴岡八幡宮
https://www.hachimangu.or.jp/

高徳院(こうとくいん)の大仏

鎌倉時代、1243年に建立。民間人の寄進によって造られた銅製の大仏像です。高さは約11.39m。国宝に指定されています。拝観者が大仏の目を合わせられるよう、大仏は猫背の姿勢をしています。遠近法と同様の、人の目線を意識した設計技法は鎌倉時代の有名建造物に多く見られる特徴です。

高徳院への行き方
高徳院へは、鎌倉駅から江ノ電に乗って長谷駅へ行き、そこから7分ほど歩いて向かうというアクセスが一般的です。ただし、江ノ電は単線なので頻繁に運行していないため、観光客と通勤・通学利用者でかなり混みあうことがあります。混雑を避けるには、徒歩で向かうという選択肢もあります。鎌倉駅から高徳院までは歩いて35分ほどです。迷わずに行くには、江ノ電に沿った道筋を行くことをおすすめします。

高徳院
https://www.kotoku-in.jp/

長谷寺(はせでら)

鎌倉の街と海が一望できる高台に立つ古刹です。木彫物としては日本最大級の仏像があります。広い境内には洞窟もあり。

長谷寺への行き方
江ノ電の長谷駅から歩いて6分。高台へと登る坂道になっています。大仏の高徳院とあわせて訪れやすい場所に位置しています。

長谷寺
https://www.hasedera.jp/

佐助稲荷神社(さすけじんじゃ)

鎌倉将軍、源頼朝の出世を助けた神社といわれています。小さな神社ですが由緒ある開運の神社です。山腹へと長く続く赤い鳥居があり、多数の白狐(びゃっこ)が奉納されています。

佐助稲荷神社への行き方
鎌倉駅西口から徒歩で約15分。道中は住宅街の細い道なので、静かに歩きましょう。

佐助稲荷神社
https://sasukeinari.jp/

鎌倉五山 (かまくらござん)

臨済宗の五段に格付けされた寺格の高い5つの寺です。臨済宗は禅宗の寺であり、派手な装飾はなく、威厳ある風格と落ち着いた趣があります。閑静な古都鎌倉らしい落ち着いた風情と、鎌倉の歴史に触れたい人が好んで訪れる場所です。鎌倉五山はマップ内の青色マークの寺です。寺格どおり1~5で記してあります。

1位:建長寺(けんちょうじ)
https://www.kenchoji.com/
広大な境内に歴史的な建築物が多数あり。天狗の像が建ち並ぶ裏山を登ると、鎌倉の街と海を一望できます。北鎌倉駅からは徒歩で15分ほどです。

2位:円覚寺(えんがくじ)
https://www.engakuji.or.jp/
北鎌倉駅から徒歩1分。古都鎌倉を代表する広大な寺。駅から近いので、先ず円覚寺を拝観してから建長寺へと足を運ぶ観光客が多いです。

3位:寿福寺(じゅふくじ)
鎌倉らしい落ち着いた佇まい。樹木の中を貫く石畳の参道が美しい寺です。中門までは拝観自由。
鎌倉駅から徒歩10分。

4位:浄智寺(じょうちじ)
https://jochiji.com/
深い緑に囲まれた古刹。苔むした参道が情緒的。秋は紅葉の名所に。映画監督の小津安二郎が住んだ邸宅が近くにあった場所でもあります。北鎌倉駅から徒歩8分。

5位:浄妙寺(じょうみょうじ)
中心エリアからやや外れた場所にあります。境内に枯山水の石庭と英国風のガーデンテラスあり。鎌倉駅東口からバスと徒歩で15分。バス停「浄明寺」で下車し歩いて約1分です。鎌倉駅から歩く場合は35分~40分。竹林で有名な報国寺が近くにあります。

5.電車を利用した東京からのアクセス

・東京駅から
東京駅 (JR横須賀線・逗子行き:1時間)-> 北鎌倉駅(3分) -> 鎌倉駅
または
東京駅 (JR東海道本線:約37分)-> 戸塚駅(JR横須賀線・逗子行き:15分) -> 北鎌倉駅(3分) -> 鎌倉駅

・新宿駅から
JR新宿駅(湘南新宿ライン・逗子行き:55分)-> 北鎌倉駅 (3分) -> 鎌倉駅
または
JR新宿駅(湘南新宿ライン・平塚行き:約40分)-> 戸塚駅(JR横須賀線・逗子行き:15分) -> 北鎌倉駅(3分) -> 鎌倉駅

 

関連情報ウェブサイト

I鎌倉市観光協会
https://www.trip-kamakura.com/