Living Guide in Tokyo

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東京での医療機関の利用のしかたと英語が使える病院・クリニックについて

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東京の都心部には英語で対応してもらえる医療機関が多くあり、外国人居住者が医療面での不安なく過ごせる環境が整っています。体調不良や思わぬ事故でケガを負うと動揺してしまいがちですが、日頃から医療機関の利用の仕方や費用などの知識を備えておけば、慌てずに対処できるのでさらに安心です。

病気・ケガをした時に利用する医療機関は?

東京で利用できる医療機関は、クリニック(診療所)、中小の病院、そして、大病院です。体調不良や病気、怪我を負った際には、近所のクリニック、または、中小の病院で受診することになります。大病院は緊急患者・重篤患者のための医療機関であり、主に紹介状を持参する患者を受け入れている総合病院です。

「クリニック」と「(中小の)病院」という呼び方の違いは施設の規模によります。病床数(入院患者用ベッド)が20床以上あると「病院」という位置づけです。中小の病院の場合、例えば「大腸・肛門外科」のように専門領域を持つ病院もあり、評判の良さから患者が遠方から通ってくるケースもあります。

診療にかかる費用は?

保険診療では自己負担割合に準じて支払い

保険診療とは公的医療保険に加入している人が受けられる診療です。保険加入者は保険料を支払うかわりに、医療費に対して負担割合分を支払うだけで医療を受けられます。日本では国民全てに公的医療保険への加入が義務づけられており、日本で生活する外国人留学生・居住者も滞在期間等の諸条件によって加入対象者となります。

被保険者が自己負担する医療費の割合は、70歳未満の場合は3割負担です。義務教育就学前の子供は2割、70歳~74歳は2割、75歳以上は1割となっています。70歳以上の場合は、所得額に準じて3割となることがあります。(2023年現在)

診察料はどこも同じ、しかし、医療費には違いあり

クリニック・病院で支払う診察料は、保険診療であれば一律の金額です。 同じ内容の診療に対しては、いずれの医療機関でも診察料は同額となります。しかし、治療内容、処方される薬、入院する場合のベッド代等は各機関で異なるため、診察料とは別にかかる費用に違いはあります。また、大病院で紹介状を持たず受診する場合、初診・再診で特別料金がかかることも覚えておきたいところです。

初めての診療には初診料がかかります

初診料は、初めて訪れる医療機関で受診する際にかかる診察料です。初診料はクリニック・病院のいずれも同額2820円となっています。3割自己負担の保険適用では、850円です。
初診料は基本的に初回のみ支払うものですが、長期期間を経て再訪するとなった場合には、新たに診察料がかかる場合があります。

紹介状の作成は有料

クリニックや病院で受診した際、そこで対応できないとなった場合は紹介状を作成してもらい、他の病院で診療してもらうことになります。紹介料は「診療情報提供料」として一律2,500円(3割自己負担額で750円)です。紹介状は開封してはいけません。開封してしまうと有料で再発行が必要になることがあります。

クリニック・病院の探し方

日本語での受診に不安がある外国人にとっては、英語が使える医療機関を探したいものです。東京都心の港区・渋谷区・千代田区・中央区のエリアでは、英語可の医療機関が多く、WEB検索で比較的に簡単に探せます。また、東京都医療機関案内サービス「ひまわり 」では日・英・韓・中の言語で東京都内にある医療機関を探せます。自動翻訳ではありますが、自分にあった条件を設定して検索が可能です。

東京都医療機関案内サービス「ひまわり」
https://www.himawari.metro.tokyo.jp/qq13/qqport/tomintop/
モバイルフォン簡易版(日・英)
https://www.himawari.metro.tokyo.jp/i/qq13immelt.asp

電話・リモートで相談を。
特定非営利活動法人「AMDA国際医療情報センター」では、多言語で電話での医療相談を受け付けてもらえます。相談可能な言語、受付けの曜日・時間はウェブサイトで確認できます。

AMDA国際医療情報センター
https://www.amdamedicalcenter.com/

クリニック・中小病院の利用の仕方

各医療機関の規模やシステムにより多少の違いはありますが、一般的な受診の流れは以下となります。

初めて受診する場合

1. クリニックまたは中小の病院を探して行く。

2. 受付窓口で受付をする。
初めてであることを伝え、健康保険証*/マイナンバーカード保険証を提示する。

2024年秋以降、健康保険証はマイナンバーカードと完全一体化されます。

  • アレルギーの有無等を知るための問診票の記載をする。
  • 指示された待合室へ行く。

3. 待合室で待つ。

  • 待つ前に、採血、尿検査をする等の指示がある場合あり。

4. 呼ばれて診察室に入る。

  • 診察室が複数ある場合、「●番の診察室にお入りください」と言われる。

5. 診察を受ける。

6. 診断終了後、受付窓口へ行く。

  • 薬を処方してもらう場合は処方箋をもらう。
  • 医療費を払う。都心外の小規模なクリニックでは現金での支払いのみ可の場合あり。
  • 診察券をもらう。

*診察券とは?
診察券は再度診断してもらう際に使用する受診者登録のカードです。本人確認・カルテ情報の照合といった業務を簡略化でき、再診の際に待ち時間が短縮できる等のメリットがあります。

7. 薬の入手に調剤薬局へ行く。

  • 処方箋を見せて薬を購入する。
  • お薬手帳をもらう。

*お薬手帳とは?
薬の服用履歴や、アレルギー等を記載する手帳です。薬の重複や飲み合わせのリスクを軽減するための記録帳の役割をします。お薬手帳は紙の手帳とアプリ版(お薬手帳プラス)があります。手帳は全国の調剤薬局で、無料でもらえます。一度お薬手帳を入手したら、いずれの病院へ行く時も持参しましょう。例えば、眼科クリニックや歯科医院へ行く際も持参するようにします。お薬手帳は持参すると医療費が僅かですが安くなるというメリットもあります。管理指導料が120円(3割負担なら40円)の減額となります。

再度受診する場合

1. クリニック/中小の病院へ行く。

2. 受付窓口で受付をする。
診察券、予約票(ある場合)、健康保険証を提示する。

  • お薬手帳も持参する。

3. 待合室で待つ。

  • 待つ前に、採血、尿検査をする等の指示がある場合あり。

4. 呼ばれて診察室に入る。

  • 診察室が複数ある場合、「●番の診察室にお入りください」と言われる。

5. 診察を受ける。

  • 対応できない疾患と判明した場合、大病院へ行くよう告げられます。その際には紹介状(有料)を出してもらうことになります。

6.  診断終了後、受付窓口へ行く。

  • 薬を処方してもらう場合は処方箋をもらう。
  • 医療費を払う。都心外の小規模なクリニックでは現金での支払いのみ可の場合あり。

7. 薬の入手に調剤薬局へ行く。

  • 処方箋、お薬手帳を見せて薬を購入する。

緊急の場合

緊急の場合は救急車を呼びます。番号は「119」です。

しかし、救急車を呼ぶのは重篤な症状や出血を伴う怪我等の場合です。
救急車を呼ぶべきか、どう対処すべきか迷ったら、先ずは「7119」に電話して救急電話相談を受けるようにします。緊急時に戸惑わないよう、東京消防庁のウェブサイトのインフォメーションに目を通しておくことをお勧めします。

救急安心センター事業 (♯7119)
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/appropriate007.html

東京消防庁テレホンサービス (英語)
#7119 Emergency Telephone Consultation Center in the Tokyo Fire Department (TFD )
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/ts/ems_e/page03.html
Tokyo EMS Guide
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-kyuuimuka/en_guide/08bl/

関連情報
英語可の東京都内の主な大病院

聖路加病院 (中央区)
St. Luke’s International Hospital
https://hospital.luke.ac.jp/

国際医療福祉大学三田病院 (港区)
IUHW Mita Hospital
https://mita.iuhw.ac.jp/

日本赤十字社医療センター (渋谷区)
Japanese Red Cross Medical Center
https://www.med.jrc.or.jp/

三井記念病院 (千代田区)
Mitsui Memorial Hospital
https://www.mitsuihosp.or.jp/

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