風情のある下町情緒が魅力!人形町の特徴と歴史
東京都中央区に位置する「人形町駅」は下町情緒溢れる街並みが人気の街です。
人形町には甘酒横丁や鯛焼き店、老舗呉服店など趣のあるお店が多く立ち並び、休日には街歩きを楽しむ観光客で賑わいます。
そこで今回は、人形町の歴史や街の特徴、住みやすさをご紹介しましょう。
人形町の特徴
東京都中央区「人形町」の正式な名称は「日本橋人形町」です。
「人形町駅」は東京メトロ日比谷線と都営浅草線が通っており、主要駅のアクセスにも便利です。
「人形町駅」から徒歩3分で東京メトロ半蔵門線「水天宮前」も利用することができます。
人形町はオフィスの他に老舗の飲食店、すき焼きの今半、明治座など有名なスポットが多くあります。
「東京駅」や「日本橋駅」は徒歩20分程度で到着するので、出張が多いビジネスマンにも住みやすい街です。
人形町の歴史
人形町の歴史は江戸時代の初期に京都の歌舞音曲の名人達が「江戸歌舞伎」を開いたのが始まりです。
歌舞伎上演される芝居小屋の周辺には人形浄瑠璃や見世物小屋、曲芸といった舞台小屋が増えました。
江戸時代初期の江戸市街地が描かれている『元禄江戸図』には「人形丁」の名前が残っています。
江戸末期には芝居小屋が徐々に減り、明治時代には芸妓の置屋や料亭で賑わう花街として発展しました。
現在の「大門通り」は吉原の大門の名残であり、水天宮や由緒ある寺社、風情ある通りが垣間見れます。
人形町の名前の由来は?
江戸時代、「人形町」の周辺には歌舞伎小屋、浄瑠璃や人形芝居など、娯楽を楽しむ多くの客で賑わっていました。
当時、堺町と和泉町の間にある「人形通り」には人形を作る職人、修理する職人、人形師が住んでおり、人形細工を売る土産屋が繁盛していました。
「人形通り」の周辺は「人形町」と呼ばれるようになり、1933年、関東大震災以降の区画整理をきつかけに正式に「人形町」と名付けられました。
人形町の住みやすさ
中央区人形町は東京駅まで徒歩20分で行けるため、都心のオフィス街へのアクセスが良いです。
駅周辺はオフィスビルが多いですが、路地を入ると高層のマンションが多くなっています。
人形町駅周辺の家賃相場は、周辺駅の「茅場町」や「小伝馬町」と比べると高いエリアです。
下町の雰囲気が残っており、老舗料亭も多いので、風情がある街歩きを楽しめるでしょう。
甘酒横丁には飲食店が連なり、人形焼本舗「板倉屋」、日本茶専門店「森乃園」、親子丼・鳥料理「玉ひで」、すき焼き屋「今半」、洋食の「キラク」が人気店です。
飲食店は多いので外食には便利ですが、スーパーはMaruetsu Petit(マルエツ プチ)一つだけです。
人形町商店街とドラッグストア「スマイル」がありますが、大型商業施設はありません。
まとめ
人形町は休日には多くの人が観光で訪れる人気の街です。
路地裏に出ると緑が多く、自然豊かで穏やかな時間が流れています。
ぜひ一度、人形町へ街歩き、食べ歩きにでかけてみてはいかがでしょうか。