インド人が住みやすい江戸川区葛西・江東区大島の特徴と歴史
日本でインド人が多い街は江戸川区葛西と江東区大島が挙げられます。
葛西と大島は「リトル・インディア」と呼ばれており、多くのインド人が暮らしています。
今回は、インド人が住みやすい葛西と大島の特徴と歴史、便利なスポットをご紹介しましょう。
江戸川区葛西・江東区大島の特徴
江戸川区の南に位置する「西葛西駅」は東京メトロ東西線で都心から約15分に位置します。
2019年6月の法務省調べによると、在日インド人は37,933人に上り、現在も増え続けています。
東京23区で最もインド人が多いのが江戸川区葛西、次に江東区大島となっており、全体の50%です。
また、都営新宿線の大島駅周辺もインド人のファミリー層が住みやすい環境が整っています。
どちらもインド人向けのレクリエーション公園、学校、医療機関もあり、生活環境は抜群です。
葛西・大島エリアの歴史
西葛西と大島にインド人が増えたきっかけはコンピューターが誤作動する「2000年問題」でした。
ビザ発給が大幅に緩和され、インドから優秀なシステムエンジニアがIT企業に飛躍的に増えたのです。
1990年に葛西にインド人は58人でしたが、その後「江戸川インド人会」が結成され、インド人コミュニティーが拡大しました。
西葛西駅周辺はUR賃貸住宅、銀行、スーパー、公園、学校も充実していて物価も安いのがメリット。
ビジネス街の大手町、日本橋、茅場町などのオフィス街にアクセスしやすいのも人気の理由です。
そして、江東区大島には27,898人(2018年調べ)の外国人が住んでおり、中国籍、韓国・朝鮮籍の次にインド人が多くなっています。
インド人に便利なエリア情報
葛西と大島にはインド料理店、インド食材店はもちろん、インド人学校、ショッピングセンターなど生活環境が整っています。
緑豊かな公園が多く、子連れの家族は河川敷での散歩も楽しめるでしょう。
グローバルインディアンインターナショナルスクール東京(西葛西)
IT・ヨガの授業も導入されたインド人のための教育機関です。
毎年10月末にヒンズー教の新年を祝う収穫祭「ディワリ」が開催され、インド舞踊を披露します。
▼Global Indian International School Tokyo
都営新宿線の船堀駅近くにはヒンズー教の神を祭る寺院もあります。
スワガット インディアン バザール(西葛西)
インド料理に欠かせないスパイス、インドのスナックや菓子、小物などが揃うインド人御用達の食材店です。
近年は、インド人だけでなく本格的なカレーの食材を求める日本人の常連客も多いそうです。
西大島駅にあるインド料理・パキスタン料理、ハラール料理を提供するレストランです。
落ち着いた空間のお店でオープンテラスもあるので多くの人で賑わっています。
まとめ
リトルインディアは地元の日本人社会に溶け込んで生活しているのが特徴です。
ぜひ、街散歩をしながら、インド文化や雰囲気に触れてみてはいかがでしょうか。