Living Guide in Tokyo

日本での生活をより良いものにして頂くよう出来る限り情報を掲載しております。

東京から日帰りハイキング|飯能エリア 天覧山

旅行ガイド
Category : 旅行ガイド未分類

東京からアクセスしやすい飯能は、週末の余暇で訪れたい自然豊かな地域です。今回、取り上げるのは飯能駅から徒歩で行ける街の周辺エリア。駅を起点に観光スポットめぐりが楽しめるので、日帰りハイキングにぴったりです。頂上から富士山が見える低山登山のハイキングコースをはじめ、曼殊沙華で紅く染まる花畑、湖畔のテーマパーク、森の中のメルヘンな公園など、飯能には魅力的な場所が多数あります。都会の喧騒を忘れてのんびりウォーキングを楽しんでみませんか?

アウトライン:飯能市

飯能市(はんのう し)は埼玉県の南西に位置する市です。東京からは電車で約55分。特急電車なら約40分の距離にあり、通勤圏でありながら森林と街が調和した自然豊かな地域となっています。飯能市は奥武蔵と呼ばれる山岳・丘陵地帯にあります。飯能市の西側は山深いエリアであり、ダム湖を拠点にトレッキング、キャンプ、カヌーなどが楽しめるリゾート滞在地になっています。街の中心部は市の東側に位置し、森林浴や歴史探訪を気軽に楽しめるハイキングコースが多数ある、週末の日帰り観光に最適な場所です。

飯能市の位置

飯能駅から街周辺エリアの歩き方

飯能市の山岳エリアは本格的なトレッキングコースが主体になるため、日帰りでのハイキングには飯能駅からスタートする軽いコースがおすすめです。飯能市の観光協会「奥むさし飯能観光協会」では飯能の観光スポットをめぐるハイキングコースを用意しており、ここでは駅から行きやすいコースを参考にしてイメージマップ(下部)に取り上げてみました。

飯能駅周辺のハイキングコース

ハイキングコースのイメージ。ルート・距離はあくまで目安です。

飯能駅からスタートするハイキングコースといえば、天覧山登山をメインとするマップ内の コース(1)が定番です。飯能駅を起点と終点として、天覧山・多峯主山・吾妻峡をぐるりと歩く約10.2kmのコースとなっています。ルートを右回り・左回りのどちらで歩くかは、それぞれの好みです。いずれの休息ポイントにもカフェやレストランがあり、昼食、あるいは帰り際の休憩に立ち寄ることができます。

もちろん、歩くルートをコース(1)の一か所に絞る必要はありません。周辺エリアにも訪れたいスポットが多数あるので、コース(1)の一部分だけを歩いて他の観光スポットも訪れる、というのもアイデアのひとつです。一日で複数コースの全ルートを歩くのは時間的に無理ですが、片道を歩いて帰路はバス、タクシーを利用すれば、観光とハイキングの両方が楽しめます。飯能には北欧風のお洒落なカフェ、レストランが多くあることから、ウォーキングよりも休息をメインにしてのんびり過ごすというのも良いですね。

飯能駅には観光案内所があるのでハイキングを始める前に地図等を入手しておくことをおすすめします。道中にある観光案内所「おみやげショップ夢馬(ムーマ)」にも観光案内所があるのでぜひ利用したいものです。ハイキングコースには民有地が含まれるので、マナーを守って歩きましょう。

飯能駅の周辺エリアの注目スポット

天覧山(てんらんざん)

ハイキングコース(1)にある、飯能に来たらぜひ訪れたい場所です。天覧山は標高195mとけして高い山ではありませんが、山頂からは富士山を見ることができます。晩秋には山の木々が赤く染まる、紅葉の名所です。

天覧山頂上
天覧山の頂上。登山口から頂上までは約20分の山登り。天気が良ければ富士山が見えます。

天覧山登山口天覧山の登山口。飯能駅北口からは、西方向へ歩き約25分です。

能仁寺天覧山登山口の近くまで来ると見えてくる能仁寺の門。登山口への目印です。

天覧山登山口の近くにあるカフェ登山口の近くにあるカフェ。店舗の右横の細道を登った先に登山口があります。すぐ近くには発酵食をテーマにした自然食レストランもあり。

多峯主山(とうのすやま)

天覧山の北西にある山です。標高は271m。ハイキングコース(1)内にあります。天覧山の登山だけでは物足りないこともあり、天覧山の隣にある多峯主山、さらに先の吾妻峡まで足を延ばすコースがハイカーに好まれています。

多峯主山の鎖場
多峯主山。鎖場もあります。頂上からの見晴らしは抜群です。

曼殊沙華の花畑「巾着田」

飯能市に隣接する日高市にある曼殊沙華の花畑。コース(2)にある観光スポットです。花のシーズンとなる9月中旬~末頃には大変賑わいます。天覧山から巾着田まではおよそ4.4kmのウォーキング。登山ハイキングとあわせて訪れるのはいかがでしょう。

曼殊沙華の群生地

曼殊沙華(まんじゅしゃげ)の花

巾着田へのアクセスには、電車を利用するのもありです。巾着田へは西武線の高麗駅から約1.8kmの道のりになります。尚、曼殊沙華のシーズン中は花の群生地への入園が有料(500円)となります。また、シーズン中は周辺の道路がかなり混雑するので、移動にバスを使う場合は時間通りに運行しないことを考慮しておきたいところです。

メッツアビレッジ

飯能駅の北にある宮沢湖の湖畔にある観光施設です。北欧の生活をテーマとし、森の中で様々なアクティビティが楽しめます。施設内にはムーミンテーマパーク「ムーミンバレーパーク」があります。湖畔にはレストラン、カフェがあり、のんびり休息できる場所となっています。天覧山でハイキングをした後に飯能駅へと戻り、バスまたはタクシーで足を延ばしてみてはいかがでしょう。

Metsä village. メッツアビレッジ。湖畔でゆっくりくつろげます。


湖を眺めながらオープンカフェで休息も。

トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園

飯能市が運営する子供向けの公園です。主に地元の住民向けに開放しています。絵本の世界に入ったような、メルヘンな風景が魅力的です。公園はコース(4)の途中のやや外れた場所にあります。付近の川辺には曼殊沙華が咲き誇る場所があり、散策ウォーキングでも訪れたい場所です。最寄りの駅は元加治駅。公園までは約1.8kmの距離です。

トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園公園入口の坂を上ると、かわいい建物が見えてきます。

電車利用での東京から飯能への行き方

池袋駅から飯能駅へ

飯能駅は、西武池袋駅から飯能行きの準急または快速で50分~55分(片道481円)です。特急ラビューなら40分前後です(片道1081円=乗車料金+特急券600円)。飯能までは通勤圏なので時間帯によっては混雑が予想されます。確実に座りたい場合は特急の利用がおすすめです。特急ラビューの乗車には事前の予約が必要になります。特急ラビューに乗るための特急券は、改札口の傍にある特急券券売機または窓口で購入できます。

東京駅から飯能駅へ(乗り換え1回)

JR東京駅からは先ずJR池袋駅へ向かいます。JR池袋駅で下車し、いちど改札を出た後に、西武池袋駅から飯能行きの西武線に乗り換えます。JR・西武池袋の両駅は同じ施設内にありますが、改札は異なります。西武池袋駅の改札口は、JR池袋駅の改札を出て通路を東口方面へ歩いた先です。

関連の情報サイト

奥むさし飯能観光協会
https://hanno-tourism.com/

日高市「巾着田」
http://www.kinchakuda.com/

メッツァビレッジ
https://metsa-hanno.com/metsa/

トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園
https://www.city.hanno.lg.jp/akebono/index.html

西武鉄道
https://www.seiburailway.jp/

Rise corp