浴室乾燥機
日本の住宅の多くはトイレと浴室が別々に分けられています。トイレはバスルームにはなく、独立した場所にあります。バスルームは脱衣所と洗い場から成り、入浴する際は脱衣所で服を脱いでから洗い場に入って身体を洗います。洗面所と脱衣所は同じ場所にあるのが一般的です。
通常、バスルームには浴室暖燥機が備えられています。日本式の入浴の場合、入浴後の浴室は濡れたままとなり、特に初夏から夏場は湿度が高くなるため、カビが生えやすい環境になります。浴室乾燥機はカビ発生の防止に役立ちます。
浴室暖燥機には暖房機能がついていることもあります。日本の住宅の多くはセントラルヒーティングのシステムになっていないため、冬には脱衣所だけが他の部屋よりも低温になりがちです。ヒートショックの危険があるため、入浴する際には暖房機能を使って室温を事前に上げておくと安心です。
浴室暖房乾燥機の使い方
浴室暖房乾燥機は天井に設置されるタイプが通常で、壁に取り付けたリモコンで操作します。
- 暖房 (Danbo):Heat
- 乾燥 (Kanso):Dry
- 涼風 (Ryoufu):Cool air
- 換気 (Kanki): Ventilation
- 強 (Kyou):High, strong, powerful
- 弱 (Jaku):Low, weak, mild,
- 24時間換気(Niju Yojikan Kanki): 24-hour ventilation
- 一時停止(Ichiji Teishi) Pause
24時間換気を稼働中、一時的に止めたい時にボタンを押します。 - 長押し停止(Nagaoshi Teishi) Press and hold to stop
24時間換気を停止させるボタンです。一時停止と同じボタンです。ボタンを数秒間押し続けることで完全に停止させることができます。
洗濯機の乾燥機能について
日本の住宅では洗濯機は一般的に脱衣所に設置されています。日本では洗濯物を干して乾かす習慣がありますが、必ずしも同じ方法で乾かさなくても大丈夫です。乾燥機能がついている洗濯機を使えば、洗いから乾燥までを一度にできます。
洗濯機に乾燥機能があるかを確認するには、操作パネルの表示を見て「乾燥」というボタンがあるか確認してみてください。
Wash 洗濯(Sentaku)
洗濯のみです。洗濯後、洗濯物を洗濯機から出して干して乾かします
Dry 乾燥(Kanso)
乾燥のみです。湿った洗濯物を乾かすために使用します。
Wash & Dry 洗濯&乾燥(Sentaku & Kanso) = 洗乾(Senkan) in short
洗濯から乾燥までをしたい場合に使う機能です。
ヒント
洗濯機の購入を予定している場合、洗濯機を選ぶ際に乾燥機能があるか否かをチェックすることをおすすめします。乾燥機能がついた洗濯機は通常ドラム式です。
日本の水は硬度が低いため、日本で購入した洗濯用洗剤を使うことをおすすめします。日本で販売されている洗濯機は、高温水で洗濯するタイプではないのが一般的です。