Living Guide in Tokyo

日本での生活をより良いものにして頂くよう出来る限り情報を掲載しております。

日本での賃貸物件探しで知っておきたい、設備・備品について

Living room 賃貸物件について
Category : 賃貸物件について

日本では、家具付きアパートは多くありません。
日本の賃貸住宅は、家具付きでないのが大半です。賃借人が自身の生活スタイルに合わせてテーブル、ベッド、カーテンといった家具を揃えることになります。家電についても備え付けられていることは少なく、概ね家賃30万円/月以下の物件では冷蔵庫、洗濯・乾燥機は付いていないのが一般的です。

場合によっては家具付の物件が探せます

家具付き賃貸物件やサービスアパートは日本でも勿論あります。その多くは都心エリアに集中しており、東京では六本木、新宿、渋谷を中心とした交通至便な場所にあります。家具無し物件に比べ、家具付き物件の家賃は高額、又、件数も少なくなりますが、引越しの手間を大幅に軽減できることに加え、家具・家電を買い揃える初期費用を抑えられるという利点があります。家具付は見ないで契約することが多いので、見てから契約する場合、案内が可能になった時点で契約済みになっている事があります。

居住する期間を考慮した、賃貸物件を選ぶポイントは?

通常は家具無し物件をレンタルするケースが大半ですが、どの様なタイプの物件を選ぶべきかの判断は、居住する期間・場所、予算、インテリアのこだわり等、個人の要望次第です。その中でも日本に滞在する外国人にとって、特に大きく関わるのは居住する期間です。

日本での短期滞在の場合、家具付き物件・サービスアパートメントが適しているといえます。都心にある家具付き賃貸物件は欧米式の住宅・アパートが多く、日本での生活に馴染みがない外国人に適しています。

短期間の滞在で、且つ、自分の生活スタイルに合わせて家具・家電を選びたい場合は、家具無し物件を借りて家電・家具のレンタルサービスを利用するという選択肢があります。この場合、入居時に買い揃える費用を抑えられるのが特長です。レンタル業者が搬入してくれるので引越しの手間も軽減できます。退去時に処分の手間が不要というのも利点です。
※レンタル家具の料金は契約期間によって変わります。中古、新品でも変わります。

2~3 年以上の滞在の場合は、一般的な家具無し物件を借りて、自身で家具・家電を取り揃える方が経済的です。留学などで節約生活をしながら日本に滞在する場合は、シェアハウス、ゲストハウスの利用が適しています。

日本の一般的な賃貸物件に住むにあたって必要になると思われるもの

一般的な(家賃30万円/月以下)の賃貸住宅・アパートに入居し、生活するにあたって用意すべきものをリストアップしてみました。場合によっては、備え付けられているものもあるので、賃貸物件選びの際に確認することをお勧めします。

冷蔵庫

通常、備え付けはありません。賃借人が用意することになります。
購入・入手時には、事前に配置する場所を決めて寸法を測っておくのが安心です。

洗濯機/乾燥機

通常、備え付けはありません。賃借人が用意することになります。
洗濯機は乾燥機が付いていないものが多くあるので購入・入手時は要チェックです。
購入・入手時には、事前に配置する場所を決めて寸法を測っておくのが安心です。

照明器具

一般的には部屋に設置されていませんが、備え付けられている場合もあります。
例えば、以前に住んでいた人が置いていってものがある、という場合です。
通常、部屋にある照明器具の電球は賃借人が購入します。

カーテン

備え付けは通常ありません。賃借人が用意することになります。
購入・入手時には、事前に窓のサイズを調べておく必要があります。

エアコン

多くの場合、エアコンは既に部屋に備え付けられています(1~2台)。入居からエアコンが設置してあった場合、設備なのか残置かによってその責任が異なります。設備の場合、不具合があった場合には、貸主負担での修理が行なわれますが、残置の場合、不具合があった場合は入居者負担で修理を行なう必要があります。しかし、低家賃の物件や古い物件には設置されていない場合もあります。エアコンを新たに取り付けたい、あるいは交換したいという場合は、家主に相談して許可を得た上での設置となります。工事費は賃借人の負担となるのが一般的です。貸借人が自分の要望で新たにエアコンを設置した場合、退居する際には取り外して撤去する必要が見込まれます。

ガスコンロ

日本で普及しているコンロはガスコンロとIHクッキングヒーターの2タイプがあります。
家具無し賃貸物件であっても、賃貸アパート、特にワンルームアパートではIHクッキングヒーターの備え付けられていることが一般的になってきています。ガスコンロは家族向きの住宅で設置されていることが多くあります。

物件探しの際、コンロ(ストーブ)のタイプがIHかガスかチェックすることは重要です。
IHクッキングヒーターの場合、フライパンなどの調理器具はIH (Induction Heating)に対応したものを使用する必要があります。IHに対応した調理器具を持っていない場合、新たに用意することになります。

ガスの場合はガスコンロを使用しますが、賃貸アパートではコンロが備え付けられている場合とそうでない場合があります。古い物件や家賃が安い物件ではコンロがついていないことが多々あり、その場合は賃借人が用意することになります。注意したいのは、ガスには都市ガスとプロパンガス(LPガス)の2タイプがあるということです。コンロを入手する際は使用するガスの種類に適合するか否かを必ず確認してください。コンロの設置はガスには危険が伴うという理由から業者に設置を依頼するのが安心です。尚、賃借人が設置したコンロは個人の所有物なので、退去時には自身で撤去・処分しなければなりません。

日本の住宅では、クッキングレンジにはオーブンはほとんどありません。

日本でクッキングレンジ(ガスレンジ)と呼ばれるものは、欧米で一般的とされるそれとは大きく異なります。日本で普及しているクッキングレンジは、1~3口のコンロとグリルのみのユニットになっており、オーブン・ストーブは付いていません。グリルはオーブンと同じように使えますが。魚焼きグリルと呼ばれるような小さなものです。七面鳥が入るほどのサイズではありません。外国人が日本で賃貸物件を探す際には、欧米式のオーブンがあるか否かもチェックポイントです。

その他

快適に生活するためには、その他、テーブル、ソファ、ベッド・ふとん、テレビ、電子レンジ等があります。日本人にとっては、炊飯ジャー、風呂のフタが必須アイテムとしてここに加わります。日本国内において、Used in Japanの中古品は簡単に入手できるので、それらを利用するのも選択肢の一つです。